いつも記事を見ていただきありがとうございます。
国産・無添加ドライフルーツと、ステンドグラスのサンファームです。
頭の中のお正月気分がなかなか抜けず、ボーッとした感じで過ごしています。
皆さまはいかがでしょうか。
久しぶりのひとりごと。
今日は、皆さまから良く聞かれる乾燥のコトについて書いてみました。
イベントに参加して、お客様とお話をしているとこのような感じで聞かれることが多くあります。
「ドライフルーツは天日で干してあるの?」
確かに天日乾燥は、とても良いと思います。
輸入品のドライフルーツの中には、天日で干したドライフルーツもたくさんあります。
ひろい敷地に、収穫したフルーツを並べて、強烈な日差しの下乾燥させています。
ただ日本の気候(湿気が多いですね)だと、フルーツが乾燥する前にカビや雑菌が繁殖してしまうリスクが大きいのです。
「自分で何回もドライフルーツやドライベジタブルを作っているけど、なかなかうまくいかなくて…」
とお話される方も多くいらっしゃいます。
そうなんです!
ホームセンターなどでよく売っている、つるすタイプの網でいろいろなものを干される方が多くいらっしゃいます。
条件が良くて、慣れている方ですとうまくいく確立は高くなるのですが。
もし、ご自分で何かを乾燥させたい場合は、とにかく薄くスライスさせることが一番です。
乾燥させる時間を短くすることで、かなりうまくいくと思います。
もし、すこし厚めの素材や、水分の多いものに挑戦する時は、熱を加えるのが良いと思います。
具体的にはオーブンレンジで50~60℃に設定が可能ならばそこに入れてある程度水分を飛ばして、天日で仕上げをする方法。
すこし茹でたり、電子レンジで温めて、水分を飛ばしやすくしてから天日で干す方法。
いくつか試していただき、素材によってやご自分がやりやすい方法を探してみてください。
ただ熱を加える方法は、フルーツや野菜が持つ栄養素や酵素の一部を壊してしまいますので、ご自身で判断をお願い致します。
ドライフルーツ工房サンファームでは、40℃前後の温度で効率よく、衛生的に乾燥させられる機械でドライフルーツを仕上げています。
他の業者さんでもあまり見かけないタイプの機械で、関東地方に数台しかないと業者さんから教えてもらいました。
こんな専用の機械を使っても、素材によって温度設定や風の回し方などちょっと設定を間違えてしまうと、仕上がりが変色してしまったり、美味しくない物になってしまいます。
ですから機械が動いているあいだも、素材の状態を見て設定の変更が必要になります。
「機械にフルーツを入れたら、時間が来るまで待ってれば大丈夫なんでしょう」と思われていますが、実際は同じフルーツでも時期により水分や糖度が違い、きれいに仕上げる為には細かく設定の変更が必要になります。
いろいろなものを作れば作るほど、奥が深いな~と感じています。