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国産・無添加ドライフルーツと、ステンドグラスのサンファームです。
桃の農家さんの次にお邪魔したのが、とてもおいしいりんごを届けてくれる、飯綱町にある農家さん。
現在のドライフルーツ工房サンファームの「ふじ」「シナノゴールド」でお世話になっています。
長野市内から北に向かい、1時間ほど車で走ると到着します。
標高が600mくらいのところに位置していて、見晴らしが良く、長野市内と比べると2~3℃気温が低くさわやかな風が感じられます。
おいしいフルーツを育てるには、気候がとても重要な要素になります。
りんご農家Sさんは、東京でのサラリーマン生活をやめ、農家を志してあちこちのいろいろなものを食べ歩いたそうです。
そのとき出会ったのがこの飯綱町のりんごでした。
甘みや酸味などの数字ではかる部分はもちろんですが、それ以外のはかれない部分の旨味・こくなどをかねそなえたりんご。
その味が忘れられず、自分が美味しいと感じるものが収穫される地区で、自分もおいしいりんごを育てたいと思ったそうです。
この地区で研修を積み、独立してから7年が過ぎました。
いまでは、5つの畑を管理して、とても美味しいりんごを届けてくれます。
最終の摘果を控えた時期にお邪魔しました。
この畑で一番早く採れる「つがる」は赤く色づき始めており、他の品種の樹にもたくさんの実がなっていました。
畑を案内してもらって感じるのが、下に生えている草の元気さ(色や勢い)です。
ミミズや微生物が活動できるように除草剤は使わずに、時期や状況をみながらすべて人の手により草を刈り、下草の管理を行っています。
畑のいろいろな場所を見せていただきましたが、どこに行っても足裏の土の感触はふんわりとやわらかく、草の中ではたくさんのカエルが、飛び回っておりました。
またりんごにも袋をかけないで育てており、太陽の恵みをたっぷりとあびて、甘みや養分をたくわえて色づきます。
農薬も極力控えて県の認証も取得しており、有機肥料を使い元気な土作りをしています。
自分のこだわりをカタチにするために時間をかけて労力をさいていると感じたので、「つらいことはないですか?」と尋ねたところ、「ぜんぜんつらくないと言ったら……だけど、全部楽しいよ」との答え。
全ての事柄を楽しんで、ポジティブに農業と向き合いおいしいりんごを育てる。
そんな姿勢に頭が下がりながらも、これからの可能性も強く感じました。
おいしいりんごが採れる地区で、そこに甘んじることなく更に美味しいものを、更に安全なものへ、ポジティブに取り組んでいるりんごを、ドライフルーツ工房サンファームは分けていただいています。
生産者様のこだわりを少しでも、ドライフルーツと一緒にお届けできればいいなと想いながら。