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国産・無添加ドライフルーツとステンドグラスのサンファームです。
路地ものの無花果(いちじく)は、秋の始め頃から収穫が始まります。
そろそろ、収穫も終わりの時期になってきました。
ドライフルーツ工房サンファームの商品の中で、とくに女性のお客様にファンのお客様が多い無花果(いちじく)。
ドライフルーツの仕込みの為、川島町(埼玉県)の農家さんのところへお邪魔しました。
埼玉でイチジク、作っているの?
と、思われる方も多いと思います。
イチジクといえば、やっぱり愛知県のものが有名です。
出荷量のランキングを見ても、愛知県が1位で和歌山・兵庫・大阪・福岡・広島と続いています。
比較的、西日本地域の生産が盛んで、埼玉はTOP10にも入っていません。
サンファームがお邪魔した川島町は、平成18年にいちじく生産組合が発足して、町をあげてイチジクの産地にしようとがんばっています。
埼玉の真ん中あたりに位置しているので、関東各地へと鮮度を保ったままスピーディーに出荷できるので、着実に生産量を増やしています。
独特の香りや味が特徴の無花果(いちじく)。
秋の始めの大きいものではなく、なぜ今の時期のものかというと、味に深みが増してくる為です。
11月に入り朝晩の寒暖差が大きくなり、日中も気温がそれほど上がらないので、いちじくは時間をたっぷりかけて熟していきます。
大きさは暖かい時期のものに比べて小ぶりで、色付きもあまり良くありませんが、味や甘みは寒くなってからのものの方が良くなります。
ドライフルーツにするなら、時期が終わる間際の今のものが向いていると思っています。
皆さん今の時期のいちじくが美味しいことを知っているようで、私が農家さんのところにお邪魔した時も、次から次へとイチジクを買いにくるお客様がいらっしゃっていました。
お伺いした農家さん、桝井ドーフィンという品種を栽培しています。
実をつけていない時期に、樹の消毒や虫が入り込まない為に最小限の農薬を使っていますが、安心しておいしいいイチジクをお客様に食べていただく為に、減農薬と言うよりほぼ無農薬に近い状況で栽培をしています。
お話を伺っていると「畑が広いだけに、大変だけどね…。」ととポツリと話していたのが印象的でした。
農家さんの情熱が注がれ、じっくりと完熟した無花果(いちじく)を、ていねいに乾燥して風味や味わいをギュッと濃縮します。
昨年までは、皮を剥いてスライスしてドライフルーツにしておりましたが、今年はより味わいを楽しんでいただきたくて、皮ごとのままクシ切りにて加工いたします。
乾燥したあと、すこし味を落ち着かせてから皆さまにご紹介できると思います。
楽しみにされているお客様、もうしばらくお待ちくださいませ。