食品の乾燥について

2017.3.28

ドライフルーツの乾燥の部分について、すこし考えてみました。

 

いつも記事を見ていただき、ありがとうございます。

国産・無添加ドライフルーツと、ステンドグラスのサンファームです。

 

 

ドライフルーツ工房サンファームが作っている、国産無添加ドライフルーツ。

そのドライフルーツの乾燥の部分について、すこし考えてみました。

 

ほんとうに遠い昔から、日本だけに限らず世界中で、人々は食品の保存について考えてきました。

狩をして獲物が捕れないとき、天候などの影響で作物が採れないとき….いろいろなことが原因で食べ物が手に入らないときのために、保存性の優れた食品が必要だったと考えます。(当然、昔は冷蔵庫や缶詰などありませんでした)

 

そんななか生まれたのが、食品を乾燥して保存性を高くする技術です。

狩や漁をする人たちは獲れた肉や魚を干したり、作物を作る人たちは収穫した穀類や野菜、果物など様々なものを乾燥させ保存して、いつでも食べれるようにしてきました。

食品を乾燥させることは今でも大きく変わることが無く、今でも私たちの食の根幹を支える技術として無くてはならないものとしていろんな物の中で活躍しています。

 

具体的にすこし考えてみると

干し肉(ジャーキー)、干物(いろいろな魚、イカ等)、ハム、ベーコン、干し貝、にぼし、海草、米、麦、豆、芋、大根、梅、………..他にも様々。

本当にすこし考えただけでもいろいろな食品が乾燥の技術によってできていて、逆に言うと乾燥の技術を使わないものの方が少ないんじゃないかと思ってしまうほどです。

 

ちなみに上にあげた食品の中には、単純に乾燥をしたものだけでないものも含まれています。

塩や砂糖を加えて食品のなかの自由水の割合を下げたものです。

 

すこし難しい話になってしまうのですが、食品に含まれている水分は「自由水」と「結合水」に分かれ、その割合のことを「水分活性」と言います。

「結合水」は食品の成分(例えば糖や塩)と結合している水分。

「自由水」は成分と結合せず自由に移動でき、蒸発などもしやすい水分。

微生物などはこの自由水を利用して活動します。

自由水を減らせば、微生物が活動しにくくなり食品が腐敗しにくくなると言うことが言えるので、様々な食品で塩分や糖類を加えて食品のなかの自由水と結合させ水分活性の割合を下げています。

ジャムや漬物などが、非常にわかりやすい例かもしれません。

 

すこし難しい話でしたが、フルーツも成分の多くは自由水で成り立っており、生のフルーツの傷みが早い原因も自由水の多さが原因しています。

フルーツの自由水を、様々な方法(いろいろな方法については機会があればご説明します)により取り除き水分活性をさげて、保存性を良くしたものがドライフルーツです。

砂糖を添加したドライフルーツがあることは上に書いた通りで、砂糖と水分を結合させる事によりある程度のジューシーさを保ったまま水分活性を下げています。

 

今販売されているドライフルーツも砂糖などを添加したものが多い中、ドライフルーツ工房サンファームでは、無添加ドライフルーツにこだわり製造をしております。

無添加ドライフルーツに対して、サンファームをご利用してくださるお客様から、

「糖分や塩分を気にしている」、「摂取する糖分や塩分の量は自分でコントロールしたい」と声を、非常に多くいただきます。

 

サンファームとしては、お客様の声に加えて「様々なフルーツが本来持っているおいしさを、味を薄めてしまう水分を抜いた状態で楽しんでもらいたい」と言う思いがあります。

 

元のフルーツの品質が高いから味わえる、国産・無添加ドライフルーツ、ぜひお試しください。

 

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